平成19年05月25日(金曜)

今日は商工会議所で部会が開かれた
その後、合同勉強会ということで昨年末にオープンした河井継之助記念館の館長
稲川明雄氏の講演となった

今日は時間が短いせいもあって先生の講義に熱が入っていた
まず河井継之助記念館はサラリーマンの人が大勢見学に来るという
それも県外の人が三分の一以上だという
そして、リピーターが多いという
なぜならば
この記念館の運営のねらいめに
単なる歴史上の展示で終わらずに
現代人の今の生活に生かすモノがあるようにということで運営を考えているという
だからここに来ると元気が出ると来館者が言うという
自分の原点を考えるということをテーマとしていると話す

河井継之助記念館の案内パンフレットに書かれているものから引用してみたい

「河井継之助記念館へようこそ

当館は、河井継之助の人間像を紹介するために、長岡市制百周年を記念して、設立されました。
米百俵で知られるように、長岡は、明治維新以来、多くの人材を世に送り出してきました。
彼らの多くの胸中にあって、苦境を乗り越える力を与え続けてきたのが、河井継之助だといわれています。
継之助は、「弱きを助け、強きをくじく」人情の人であり、因習や偏見にとらわれない自由の人でした。
さまさまな改革を行って、一人ひとりが、個性と能力を発揮する豊かな社会を、実現しようとしました。
「人間というものは、地下百尺の底の心(土の中に埋められてからの真の心)でなければ、何の役にも立たない」
と、継之助はいいました。
限られた資料による展示ではありますが、しばし時空を越えて、継之助の「真の心」と、対話するひとときをおすごしください。

   河井継之助記念館展示運営委員会」

そして、稲川館長が用意した資料に次のような館内の決まりとお願い事項があった

「つぎのすけきねんかんのきまりとおねがい

1.心をとぎすまして、つぎのすけの人がらを感じ、考え、学びましょ。

1.わからないことは、とことん調べ、質問いたしましょう。

1.さわいだり、走ったり、傷つけたり、食べたり、飲んだりしてはいけません。

1.なにごともあらためる気持ちをもって、つぎのすけの資料をみてください。
   そうすると新しい力がわいてくると思います。

1.良いことはすぐに実行するように心がけましょう。」

稲川館長は言う
河井継之助の精神は「自分に誇りを持つ」ことと「義の精神」だという
これは長岡に脈々と伝わるものであり
「批判の精神」を持ちながら誠実に生きてゆくことだ
正しいことをキチンと、どんな苦境に立たされても成し遂げる
この思想が長岡の精神であり、これは世界に通じるモノだ

そして、かれは先の北越製紙のTOB騒動でも
この長岡の精神が働いたという
なるほどと思って聞いた


夕方から雨になり
その後晴れ上がったことで
窓の外を見たら空気が澄んでいるのだろう
遠くの家々の明かりなどが透き通った灯りとして目に入ってきた

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